私は1000回以上、飲食店でスキマバイトを経験してきた。
その中で疑問に思うのが、
繁盛店にもかかわらず、タイミー1人に洗い場を丸投げする店舗である。
洗い場は一見単純作業に見える。
しかし実際は、飲食店の中でも非常に忙しいポジションだ。
ピークタイムが終わると、
食器、グラス、カトラリー、調理器具などが一気に流れ込んでくる。
しかも洗い場の仕事は、
ただ食器を洗うだけではない。
- 食器を種類ごとに仕分ける
- ラックへ効率よく並べる
- ウォッシャーを止めずに回し続ける
- 洗い終わった食器を元の場所へ戻す
- グラスやカトラリーを拭き上げる
- ホールやキッチンへ必要な食器を補充する
常に全体を見ながら動かなければならない。
それを、初めて入るタイミーワーカー1人だけに任せるのは、現実的とは言えない。
私が理想だと思うのは、
繁盛店であれば洗い場は2名体制である。
1人はウォッシャーを回し続ける担当。
もう1人は、皿のばらし、食器やグラスの運搬、拭き上げ、収納を担当する。
役割を分けるだけで、ウォッシャーが止まる時間が減り、洗い場全体の流れが驚くほど良くなる。
逆に1人へすべてを任せると、
ウォッシャーも止まる。
食器も片付かない。
収納も追いつかない。
結果としてホールもキッチンも食器不足になり、店舗全体の動きまで悪くなってしまう。
つまり問題は、
タイミーが遅いことではない。
人員配置に無理があることなのである。
1000回以上スキマバイトを経験してきた中で、忙しい店舗ほど既存スタッフが自然と洗い場へ入り、お互いにフォローし合っていた。
だから現場は回る。
だから雰囲気も良い。
スキマバイトは、人手不足を一人で解決するための制度ではない。
店舗側も、
「どこに何人配置すれば現場が最も効率良く回るか」
という視点を持つことが、結果としてお客様へのサービス向上にもつながるのではないだろうか。

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